空と海の彼方

機能不全家族のなかで育ち、アスペルガー症候群と診断が下りたみかんの日々を綴っています。ひっそりと暮らしたい。

一番古い記憶

  古い話を蒸し返すことに意味があるのか、ずっと悩み続けてきたのですが、自分の気持ちを吐き出してしまおうと考えました。私が覚えている限りで一番古い記憶は、薄暗い寝室のなかで父と話をしていたことです。このとき父は母のことを指し、「あんな人間にはなるな」と私に言ってきたのでした。
 当時の実家は、寝室が襖で仕切られており、話し声は聞こえやすい造りになっていました。
 襖の向こう側の気配もよく分かり、当時の私には母がいることが分かっていました。母は寝室には入ってこずに、隣の部屋へと向かいました。当時の私は母を追いかけ、隣の部屋まで行きました。このときに母をかわいそうに思ったのか、幼い私は母の味方になるといった類のことを言ったのでした。如何せん、昔の話なので細部は覚えていないのですが、こんな感じの流れでした。
 現在、色々あって母に対して怒りを抱いている状態ですが、祖母や父との喧嘩の後に愚痴を聞くポジションにいたからということが関係しているのだなと感じました。私が味方になってほしいときに、私の味方にならなかったという理由だと推測しています。身勝手なことは分かっていますが、私がこれだけのことをしたのだから、その分を私に返せという理屈なで怒りを抱いているのだと考えています。子供時代の私の時間を返してほしいし、甘えてるかもしれないことは承知で、味方になってくれる人がほしいと感じました。