空と海の彼方

機能不全家族のなかで育ち、アスペルガー症候群と診断が下りたみかんの日々を綴っています。ひっそりと暮らしたい。

A型事業所に通い始めました。

最近、A型事業所に通い始めました。早く一般就労に戻りたいという思いと、パソコンのスキルを習得できれば良いなという思いから、行くことを決めました。 パソコン技術習得のためにテキストを読んでいるのですが、なかなか頭に入ってこない状態で悩んでいま…

レールに乗りたかった

少し前に仕事を辞めました。 「レールに乗った人生なんてつまらない」と愚痴を零す人も多いのでしょうが、私にとってはこれまで発達障害的な特性(コミュニケーションの難しさ、どうしようもない認識のずれ等)からどう頑張っても「普通」になれなかったので…

空白期間について(1)

ブログの更新が無かった期間がありますが、どうしていたのかというと、大学を卒業して、悩んだ末に既卒者として就職活動をしていました。 私は大学生時代の新卒としての就活を、上手く進めることができませんでした。 何とか就職したものの、合わずに数日で…

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 吹き替え版 感想

普段、映画を見るときには洋画は字幕で見るみかんですが、痛恨のうっかりミスで吹き替え版を見ることとなってしまったので、吹き替え版の感想を書いていきます。 (ちょこちょこうろ覚えなところがありますので、大体こんな話だったと思いながら書いています…

葉牡丹が嫌いだった話

ある日、綺麗な葉牡丹を見るものの、嫌悪感を抱くという出来事がありました。そのときは、嫌悪感を抱いた理由は思い出せませんでした。 私が見かけた葉牡丹自体はとてもきれいなものだったので、嫌な気持ちを抱くのかを「何故」と繰り返すことによって掘り下…

精神科・カウンセリングについて考えたこと

ここ2~3年ほど心療内科、精神科を転々としていて、どの病院も途中で通うことをやめていたのですが、最近やっと薬をもらいに行く場所もしくは、休職のために診断書を発行してもらう場所だと割り切れるようになってきました。 心療内科・精神科に行くと、抑う…

近況報告

近況報告ですが、何とか仕事には就いたものの、うつ病を悪化させて、12月上旬頃から仕事を休んでいます。 文章を書く気力もない日々が続いていますが、じわじわと考えたことや感じたことをまとめていきたいです。 以下、自分語り 小学校・中学校時代は周囲と…

発達障害者と一人暮らし

大学進学や就労を機に一人暮らしをしなければならないことはよくありますよね。 特に発達障害者が相談できる場所なしに一人暮らしを送ることは、定型の人の何倍も努力が必要となってくると思います。 私は数年間、大学進学のために地元を離れて一人暮らしを…

映画「わたしを離さないで」 感想 ※ネタバレあり

カズオ・イシグロ氏作のSF小説が原作となっている『わたしを離さないで』を見てみました。見てから日が経っているので少しうろ覚えです。 あらすじ 「1952年 不治の病とされていた病気の治療が可能となり、1967年 人類の寿命は百歳を超えた」という言葉から…

wais-Ⅲを受けてみて

アスペルガー症候群を疑い、ウェクスラー成人知能検査Ⅲを受ける機会がありました。自分の得意・不得意の整理のためと、長年の疑いを晴らしたかったからです。結論としては、私が疑っていた通りにアスペルガー症候群と診断されました。 言語理解、知覚統合、…

分かってほしい症候群

理解者がほしいという気持ちがずっと昔からあります。家族との関係が上手くいかず、学校生活でも上手くいっていなかったので、自分の気持ちを分かってほしい、愛されたいという気持ちが人一倍強かったように思います。 分かってほしい症候群とも言えば良いの…

ぶらり旅① 神戸編

しばらく音沙汰がありませんでしたが、何とか生きています。 最近は日帰りの一人旅に出ています。新しい場所に行くことへの苦手意識を解消するために日帰り旅行をしているのですが、以前から行きたいと思っていた神戸の異人館に行ってみました。 神戸には小…

「皆、それぞれ苦しんでいる」という言葉

辛い気持ちを伝えるとこのような言葉が返ってくることが多いです。世間でも、自己責任や努力が足りないという言葉が溢れかえっていますが、相手を責める意図をひしひしと感じます。努力という語や精神論は大体が相手を追い詰めて終わっている気がします。 こ…

言葉の暴力

「毒になる親」の例として、「お前のために言っているんだ」という言葉を振りかざしてくるタイプもカウントされています。 実家の両親は日常生活のなかで、いつまでも何年も経つような失敗を話題に出してからかってきたり、私をコントロールできないと判断す…

自己受容の大切さ

人と話すことが苦手な自分の性格を変えなければと思い、長い間苦しんできましたが、最近は暗くてもいいじゃないかと少し思えるようになってきました。 変えられる部分と変えられない部分がありますが、自分の気質など変えることが難しい部分は無理に変えない…

空虚感について

ただ生きているだけで、得体の知れない空虚感、焦燥感を感じる。この感覚の原因について考えています。 私が育った家庭は父と母、年の離れた弟と父方の祖父母の三世代同居家庭でした。一見すると、普通の家庭でしたが、実情は祖母と母の仲が悪く、幼稚園時代…

一番古い記憶

古い話を蒸し返すことに意味があるのか、ずっと悩み続けてきたのですが、自分の気持ちを吐き出してしまおうと考えました。私が覚えている限りで一番古い記憶は、薄暗い寝室のなかで父と話をしていたことです。このとき父は母のことを指し、「あんな人間には…

はじめに

はじめまして、みかんと申します。サイトに記事を作成することに不慣れなので、見辛い部分が多々あります。 これまでのみかんの経歴 ・幼児期 周囲との間に見えない壁のようなものを感じ、幼稚園に行くことがしんどく感じる。 母は父と父方の祖母と仲が悪く…