空と海の彼方

機能不全家族のなかで育ち、アスペルガー症候群と診断が下りたみかんの日々を綴っています。ひっそりと暮らしたい。

wais-Ⅲを受けてみて

 アスペルガー症候群を疑い、ウェクスラー成人知能検査Ⅲを受ける機会がありました。自分の得意・不得意の整理のためと、長年の疑いを晴らしたかったからです。結論としては、私が疑っていた通りにアスペルガー症候群と診断されました。
  
 言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の主に四つの分野の知能が測られます。まず簡単な検査結果が返却されました。
  
 知能検査の結果は、全検査IQの数値に関しては私が悲観していたほど低くはなかったので安心しました。ただ言語理解の数値に対して、知覚統合の数値が極端に低かったです。
 
 正直なところ、得意・不得意の数値の差が大きくて驚いています。差が大きければ大きいほどストレスを感じやすいとの記述があり、自分の感じている生きづらさの原因の一つなのだろうと思いました。
 知覚統合は視覚的な情報の処理が評価される分野です。臨機応変に対応する力、目でみたことや耳で聞いたことをまとめる力が私は弱いようです。これもかなり心当たりがあります。(アルバイトをしていた際に電話応対が全くダメだった…)
 
 性格面については、不安傾向が強く、自分自身の気持ちと他人の気持ちを考えることが苦手だという記述がありました。自分の行動を振り返ると、加減が分からず頑張りすぎたりして疲れることがよくあったので、自分が感じていることに鈍いという性質があることに思い至りました。(そして、人の気持ちにも鈍い)
 
 対人接触の多い仕事は避けたほうが良いとの記述があったのですが、
人と関わらない仕事なんて(あまり)ないだろ
と思ったので、何とか本を読むなり、疲れない範囲でセミナー・講座に出てみたりと、処世術を身に着けていきたいです。

 春から就く仕事があまりにも上手くいかない場合は、また何か考えないといけないなと。

 フルタイムで働けるのかとか人間関係がうまくいくのかなど不安要素はいっぱですが、とりあえず働いてみてからまた考えようと思っています。